必勝の信念


今、「神聖喜劇」(大西巨人著)という、小説の大作を読んでいる。
佳境に入りつつあるところだが、
その中で、いい言葉があったので、ここに記して、肝に銘じておこうと思う。


「敵も亦既に我と同一若しくは以上の苦境に在るベきを想い必勝の信念の下に堅確なる意志を以て当初の企図を遂行するを要す。」

(旧日本軍陸軍「作戦要務令」第二部第一篇「戦闘指揮」第一章「戦闘指揮ノ要則」第十一)


これは、旧日本軍の陸軍の規定で、
要するに、
「自分がきついときは、きっと相手もきついのだから、最後まで、強い意志をもって、一生懸命闘わなくてはいけない」ということ。


だんだん、試合が近づいてくるにつれて、緊張感がリアルになってきて、
怖さが頭に浮かんでくるようになった。
でも、気持ちで負けたら、ダメ。
前へ、前へと攻め続けていけば、負けるわけがないのだから。


だから、
この言葉を胸に、試合に臨みたいと思う。