きんぴか3・真夜中の喝采 浅田次郎


「無理だと思ったら何ひとつできやしません。・・・」
(真夜中の喝采より)


ホントそうなんだよな。。。


それにしても、この小説、
ピスケンといい、大河原軍曹といい、広橋秀彦といい、
エムゴーの性格と似ている部分が目についた。
それが、いいところであれば、満足なのだが・・・
どちらかというと、子供じみた、世間ずれした部分に多いような。


とりわけ、5代目の襲名を嫌って、子供のように逃げ出すピスケンは、レベルの差こそあれ、今の(いや近い将来と言った方がより正確か?)エムゴーに似ている。


そんな訳で、すごく親近感のわいた小説だった。
それに、阿部まりあ婦長にも、惚れたし(笑)。


真夜中の喝采―きんぴか〈3〉 (光文社文庫)

真夜中の喝采―きんぴか〈3〉 (光文社文庫)