今年最後の練習。


今年の締めは、タイ人とのスパーリング、怒濤の8ラウンドだった。
スパーリングというより、グローブをはめてのいじめのようだった。
「勉強になる」を通り越して、いじめだ。
1年の締めくくりがこれかよ!


ガードしているつもりが、スキをどんどんつかれる。
カメになっていても、どこをどう通すのか、アッパーを食らってしまう。
大人と子供以上の差を感じた。
500年経っても、追いつけないと思う。


最後になって、やっと、スパーリングかな、って感じになった。
リングの外から、別のトレーナーが、エムゴーの背中をしきりに押す。
「前へ出ろ!」と。(笑いながら)


その指示に、しょうがなく、勇気を振り絞って、ガードを固めて、無理矢理、前に出て行くと、
相手が疲れたのかもしれないけど(まず、それはないはず。あんなに力抜いてやってるんだもん)、
相手の攻撃が減ったように感じた。
食らうパンチ、キックの数が減った。


そして、もう一度、覚悟を決めて、パンチを浴びようが、キックを食らおうが、ガードを固めて、無理矢理、前へ出て行く。
今度は、エムゴーのパンチやキックが少しずつ当たるようになる。
当たりは、浅めだけど。
もっと、インパクトで体重を相手にのせて!


結局は、見切られてるのかもしれないけど・・・


蹴りが当たっても、足とられたり、
逆に、エムゴーが足をとると、パンチの嵐が降ってくるし、やはり、どうにもならない。


お前たちの、体、頭はどうなってるんか?
聞きたくなる。
それぐらい、レベルが違う。
これじゃぁ、少しぐらい強くなってもダメだね。。。


ただ、パンチ食らっても、キック食らっても、前へ、前へと出て行く。
そうすると、そんなに強いタイ人だって、少しは、やりにくくなるようだ。
「前へ、前へ」というのは、今年覚えたこと。
そして、今年、エムゴーが躍進した秘訣。
それを、こんな形で、1年の最後に確認することになろうとは。。。