葬式も終わって
今日は、お葬式だった。
とうとうきてしまった。
泣かないって、ひそかに思っていたが、
出棺の前に、棺に、花を入れるとき、急に涙が出てきた。
ごく、自然に。
笑顔で、送ってあげたかった。
でも、それが、できなかった。
どうしても。。。
今、葬儀も終わって、ほっとしたら、
もう何年も会っていなかった、親戚の人たちと、
わずかな時間だったけど、話ができたことが、本当によかった、と感じた。
親戚のありがたさを実感させられた。
これも、おばあちゃんに与えられたものだ。
くしくも、告別式で、導師(お坊)様がこういっていたのを思い出した。
「故人を案じていたのが、実は、故人に案じられていた。」
ばあちゃんに、もっと、こうしてあげればよかったとか、
ああすればよかったとか思っていたとしても、
実は、逆に、
こうやって、後々のために、親戚同士を、もう一度くっつけてくれた。
最後まで、残されたものの先まで、考えていてくれていた。
ということ。
今は、ばあちゃんに伝えたい。
ありがとう。
そして、
ほんとに長いあいだお疲れ様でした。
と。