祭りの雰囲気


やはりというか、必然というか、
練習に入るとすぐに、トレーナーから、
「今日、K1。早く、早く。」って。


これは予想できたことだから、
やっぱね、ぐらいに思っていた。
そのために、早めにジムに来たんだから。


しかし、それ以上に、トレーナーたちは、K1に興奮?していた。
「K1、誰勝つ?私、アンディサワー」
って、何度も話しかけてくる。
こっちは、なんとなく、
「魔娑斗!」と答える。
そして、握手を求めてくる。


これで、賭けが成立したようだ。
といっても、お金を持っていないタイ人には、お金はかけられない。
何賭けたのかわからない。
せいぜい、こっちが負ければ、酒1回飲ませて、
こっちが勝てば・・・、


きっと、忘れられるだろうな。
きっと。


で、練習は。
昨日からの疲れが残っており、特にふくらはぎがパンパンにはっていた。
それでも、いざ練習が始まると、そんなことも忘れ、蹴りまくった。
足がつることもなくてよかった。
ミットを蹴ったときには、やや、スタミナ切れになることもあったが、それは、今後の走り込みで、カバーしていくしかない。
この程度で、スタミナ切れていては、ダメだから。


調子はまずまず。
パンチも、キックも、前に体重をかけて行くフォームが、だんだん固まってきたと感じている。
これを、コンスタントに、実戦で出せるようにしなくては・・・


次の段階が見えてきた。


そして、昨夜のジムは、いつもより1時間以上早く閉められたのだった。