きっかけ


休み明け、
やっとつかんだ
きっかけを



2日休んでの、リフレッシュの後の練習。
気持ちが充実していた。


今日の練習テーマは、「試合」
つまり、「試合」のつもりで練習に取り組むということ。


ミットでは、フォームなんて関係なく、一発一発のパンチ、キックで、前に押し込むことだけに集中した。
だから、ストレートを打ちながら、前に体が押し出されていくし、
キックの一発一発で、トレーナーをロープに追いつめていく。
気持ちは入っていたと思う。
しかも、リフレッシュのおかげか、スタミナも、少し改善されている。
まだまだではあるが・・・。


そして、スパーリング。
プロとの5ラウンド。
最初は、いつも通りのできだったが、3ラウンド目に入るとき、とにかく前に出ようと、心に決めた。
蹴られようが、攻めてこようが、よく見て、カットできるものはし、あとは、食らっても、前体重のまま耐える。
そのまま、小刻みに一歩一歩前に、プレッシャーをかけていった。


それで、何が良くなったかと言うと、
ロープを背負ったり、コーナーに追い込まれて詰まってしまうことが、全くなかった。
それどころか、相手の攻撃に耐えながら、
機を見て、素早い出足で、踏み込んで、攻め込むことさえできた。
逆に、コーナーにつめて、カメにして、
パンチ、ボディーへの攻撃、右ミドルなどで、一方的に攻め込む場面さえ、何度かあった。


なんだか、違う自分だったみたい。
というか、怖がらずに、前に出ることによって、
今まで、どうにもならないほど強かった相手が、少しは、なんとかできるのかな、という風に見えるようになった。


試合でも、勇気をもって、こんな闘いができたら、それだけでも、満足だと思う。
とにかく、勇気をもって、前に出て行くことの、威力を思い知った感じがした。