イメージの力


課題をもって、練習をすることを心がけている。
大切なことである。


今日の課題は、力を入れるところ抜くところのメリハリを付けること、
そして、横から攻めること。


課題を見つけるためには・・・。


自分の場合、自分の理想像を強くイメージしてみることにしている。
そうすると、理想の自分の闘いの具体的な断片が、頭に浮かんでくる。
そして、今の自分を、そこに重ねあわせてみる。
重なりきらない部分が、課題となる。


理想像を強く、具体的に、イメージできない時は、課題も曖昧になりやすい。
課題が、曖昧になってしまえば、練習もぶれてしまう。
効率的に、強くなるためには、それは、致命的なことである。


さて、今日の練習は、どうだったか?


力を抜くことに関しては、リングの外で見ていた人間が気づいたぐらいだから、良かったのだと思う。
メリハリつけて、闘えたし、
おかげで、余裕もって、相手を見ることもできていたと思う。
その証が、前に来る相手に、前蹴りをうまく使えていたこと。


しかし、苦手意識のあるサウスポーの相手とやったときには、別人になってしまった。
全く、イメージ通りに闘えなかった。
頭に焼き付けたイメージが、苦手意識の前にはかなく消えていった。


ついでに、もうひとつの課題、「横から攻める」も、頭でわかっていながら、なかなか実行に移せなかった。
いざ、実行しても、どこか、チグハグ。
うまくいく日もあるのに。。。


これが、理想像のイメージが弱いことに起因する結果だと考える。
苦手意識ある相手と、どう闘っていくか、どう闘えばいいのか、のイメージが曖昧で、弱すぎるための結果であり、
横から攻めるというパターンの具体的に動き方のイメージが、不正確で、曖昧であるための結果だと。


ただ、単に、体だけの問題ではなく、頭、心、思考の問題もたぶんに影響しているということを、最近、感じている。
そろそろ、頭を使っていかなければいけないのだろう。
今目の前にある、壁を越えるためには。
壁の向こうには、まだ見ぬレベルの自分がいると信じて。



さて、今日もいつもの。
「己に勝つ」ことができただろうか?


もちろん、今日の内容からすれば、結論は、明白だ。
「己に勝つ」というのは、なにも、がむしゃらな根性だけの話ではない。
それを肝に銘じて、明日を迎えよう。