反省


朝、会社に向かう電車の中。
ちょうど向かい座席に座っていた人が、席を立った。
そして、エムゴーの目の前で、つり革につかまって立っていた人が、その席に座った。


どうやら、席を譲ったようだ。
電車の中では、エムゴーは、いつも、本を読むか、眠るかしている。
そして、その時は、本を読んでいた。
なので、立っていた人が、お年寄りと気づかなかったのだが、本来なら、目の前に座っているエムゴーが席を譲るべきだったと思うと、複雑な思いだ。


それは、さておき、席を譲る人を見ると、いつもすごいな、と思う。
エムゴーは、席譲ろうか迷うことはあっても、実際に譲ったことがない。
一番の原因は、席を譲るために声をかける勇気がないのだ。
席を譲る、譲らないで迷うのが嫌で、どんなにすいていても、かたくなに、席に座らない時期さえもあった。


だから、今日のようにさっと譲れる人を見ると、尊敬してしまう。
そして、自己嫌悪。


席を譲るというような、日常の何気なく見えることでも、自然とできてしまうって、すごいことだと思う。
エムゴーも、いつか、そういう人になれるのだろうか?