クリーニング屋の社会論概論


今日、クリーニング屋で聞いた話。


先週、近くの駅前で、20代の大柄の女性が暴れると言う事件があったらしい。
薬を飲んでいる上に、酒を飲んで、しかも、怪力。
警官が、3、4人掛かりで、やっと取り押さえたとのこと。


オートロックのマンションに入り込み、
タバコを吸ったり、勝手に飲み食いしたり、いたずらしたり、空き巣したり・・・、
他にも色々と悪さしたりする、中学生(?)がいるらしい。
注意をすると、ドアに生卵をぶつけたり、
ドアの外においてあった灯油をまいたり・・・
そして、隣のマンションに飛び移って逃げるという、
忍者のような奴らもいるという。


子供の教育といいながら、
毎日のように折檻する親がいるらしい。
毎日毎日、子供の悲鳴が、近所に響き渡るそう。
注意しても、どうにもならないという。
隣人の中には、それを称して「教育熱心だから・・・」とさえいう人も。
警察も、事件ではないから、経緯を外から見守るしかない。


子供だけでなく、お年寄りにも、家族から暴力を受け、
毎晩のように、近所に、「殺される。助けてくれ!」と助けを求めてくる、ということもあるらしい。
でも、これも、警察は、なかなか手を出せない。
ましてや、一般人が、手を出そうものなら、逆に文句を言われてしまう。
それどころか、刺されてしまったり。


正義感は危ない。
って、そのクリーニング屋さんは言っていた。
君子、危うきに近づかざるや、と。


確かに。
でも、おかしな世の中だと思います。



この話のきっかけは、
「本当に、暑いですね」と言う言葉。


暑かろうが、
悔しかろうが、
寂しかろうが、
悲しかろうが、
嫌だと思おうが、
感情を出さないから、
出せない世の中、人々になっているから、それが鬱積して、どこかで爆発してしまう。


今、そんな子供が増えているらしい。
子供だけでなく、大人も。
秋葉原の事件だって。


だから、あえて言います。
「暑い!」


その上、メールが一般的になって、
フェイス・トゥ・フェイスのコミュニケーションが減り、
余計、自分の感情を表したり、
他人の感情をよんだりするの能力が衰えている。
最悪の能力だと、クリーニング屋さんはいう。



そんな話で、20分ぐらい、
涼しいクリーニング屋にとどまった。
外には、暑い中、人を待たせていたことを、つい忘れて・・・。


その時は、言ってください、遠慮なく。
「暑い!」
と。


感情を鬱積させて、
爆発されても困りますから。
って、自分勝手なことを言いますが、これも、私の感情のガス抜きです(笑)。


暑い!