「お前は、2ラウンド目にがんばれるヤツだと、俺は信じてる」


昨日の試合は、本当に不本意な結果でした。
悔しい結果でした。


結果は、2試合して1勝1敗。
2試合は疲れた。
しかし、それは、最初から聞いていたこと。
言い訳にはならない。
しかも、レベルから言えば、勝たなくてはいけなかった。
トーナメントのつもりで、2つ勝つつもりで臨んだのだが・・・。


負けた限りは、反省点がある。
(もちろん勝っても反省点はあるものだが。)
一番大きいのが、「自分に負けた」こと。


2試合とも、相手のペースで最初から、最後まで、試合が進んでしまった。
そんな気はなかったのだが、
おそらく、自分の心のどこかに、受けて立つという気持ちが強かったのだろうと思う。


1試合目は、最後まで、相手のペースで、押され気味だった。
それでも、2ラウンド目に、カウンターで、右のテンカオが何度か入り、それでやっとのことで勝つことができた。
自分では、勝ったなんて少しも思わなかったが。。。
いや、思えなかった。


気を取り直しての、2戦目。
こちらは、疲れていながらも、1ラウンド終了のインターバルの時には、勝ったと確信があった。
もともと、作戦としては、1ラウンドを何とか粘って、2ラウンド目の終盤で、決めようと思っていた。
その通りに、1ラウンド目は、少し押され気味ながら、イーブンまたは、
少なくとも、何とか挽回できる範囲で終えることができた。
見ていた人に聞くと、コーナーに戻ってくるときに、笑っていたと言う。


相手が、疲れていることがわかっていた。
だから、いけると思ったが、自分も疲れていた。
勝負どころで、とまってしまった。
それが、作戦だったのかもしれないが、
前に出ていっても、相手の前蹴りとクリンチに思うように、攻めきれなかった。
そして、焦るばかりで・・・。


しかも、疲労感にも負けてしまった。
というか、自分に負けてしまった、というほうが正しいと思う。
気持ちで、負けてしまった。
折れてしまった。
もっと、もっと、しつこく攻めていれば、何とかなったような気がする。
なのに・・・。


1ラウンド目が終わって、コーナーに帰ってきた時に、センセイから、
「お前は、2ラウンド目にがんばれるヤツだと、俺は信じてる」
って、大きな声が聞こえた。
でも、その信頼に、こたえられなかった。
それが、情けなかった。
「己に負けた」ことが悔しかった。


センセイにも、トレーナーにも、応援してくれた人にも、
どんなに謝っても、謝り足りない。
悔やんでも、悔やみきれない。


こんな思いは、もうしたくない。


幸い、今回の試合で、いいところも、課題も明らかになった。
いいところは、ヒザ蹴り、テンカオが使えるということがわかったこと。
非常に力強い武器になるということ。
もっと、磨きと、自信をつけて、次に備えたい。


そして、課題は、
自分のペースで闘うこと。
己に勝つこと。
さしあたってそんなところか?


昨日は、すごく悔しい思いをしたけど、
ただ、これだけは言える。
これからのことを考えれば、今回のことは、いい経験となったと思う。


さて、リベンジは・・・。