クラクラな経験


昨日は、練習のあとに、後楽園ホールに応援に行った。
数多い試合の中で、印象に残ったのは、銀次選手と内田雅之選手の試合だった。


この試合、1ラウンド目からダウンの応酬で、3ラウンドマッチなのに、計5回のダウンシーンがあった。
最終ラウンドなんかは、両者あわせて3度のダウンシーン。
最後は、両選手とも、フラフラになりながら闘っていた。
まさに、死闘。


最後の一秒まで、倒しに行く両選手の執念に、頭が下がる思いだった。
試合が終わると、どちらを応援しているかということも関係なく、両選手に拍手を送っていた。


銀次選手が、2ラウンド目にハイキックからの攻撃で、ダウンをとられたときはどうなるかと思ったが、
3ラウンド目には、バックブローで、ダウンを奪い返したし、
最後の一瞬まで、倒しに行ったハートは立派だったと思う。
ぜひ、真似をしたいと思うのだが、絶対に無理だとも思う。
それほど、すごかった。


身近にこれほどの手本があるのだから、
少しでも、近づけたらなと思う。


この試合は、間違いなく、今年見た試合のベストだったと思う。



話は変わるが、
ハイキックといえば、昼間、タイ人相手に、スパーリングをした時のこと。
不覚にも、1ラウンドで、2度もハイキックを食らってしまった。


そして、そのうち一度は、その衝撃に、意識が飛びかけた。
もちろん、そのまま、スパーリングは続けたけど、しばらくは、頭がふらふらしてた。


久しぶりに8ラウンドもスパーリングをこなしたが、
よかったことより、反省点がいっぱい。
わずかに、左のテンカオが入ったこと(もちろん軽く)、
そして、左ミドルからの左ヒザが当たったこと(これも軽く)が収穫だった。
わかったことは、思い切って、前に踏み込まなければ、どうにもならないということ。


逆に悪い部分は、思い切って、踏み込むことができずに、後ろに体重が残ってしまったことに起因していたように思う。
課題は、はっきりしているんだが、怖さが先にたつとどうも・・・。


それにしても、スネあてつけて蹴られてもこれなんだから、
銀次選手の受けた、ハイキックの衝撃なんて、到底想像できない。
それを、盛り返して、ダウンを奪い返したハートに、さらに感服してしまいます。



そして、今日。
ここ連日の酒に、頭がクラクラしてます。