タイトルマッチ


ボクシングのタイトルマッチ、コンビニ減量の内藤選手が、亀田大毅選手に、大差の判定で勝った。
試合は見てなかったので、内容はわからないけど、まぁ、大方の予想通りで、それほど驚かなかった。


内藤選手、おめでとうございます。
そして、次の、おそらくポンサクレック選手との防衛戦も、がんばってください。


一方で、今回の試合に負けたことで、大毅選手に対する批判が、より大きくなることだろうと思う。
たしかに、あの試合前の、数々の言動は、いただけなかった、と思う。


しかし、やるかやられるかのリングに上がる前の、心理を考えると・・・
ある意味、世の中を敵に回しても、自分をプレッシャーで追い込む。
それは、勝負の世界には、多かれ少なかれあること。
今回は、度が過ぎたきらいはあるけど。


ニコッ、と笑って、「お願いします」、では、本気の殴り合いなんかはできない。
優しい気持ちが出た瞬間に、その試合は負けてしまう。
そんな厳しい世界だと思う。


マチュアの自分でさえ、試合が近づき、そして、リングに上がる時は、怖いし、興奮もするし、自らを鼓舞もする。
プロなら、しかも、世界タイトルマッチなら、なおさら。


でも、ひとつ言いたいのは、背景はどうあれ、あの歳で、世界チャンピオン相手に12ラウンドのゴングを聞いた、その事実だけでも、すごいことだと思う。
それは認めなければいけない。
大毅選手と同じ頃の歳で、あの舞台に、上がれるひとなんて、ほとんどいない。
もちろん、背景や、運の力はあるだろうけど。


だからこそ、大毅選手には、負けた後も、堂々としていてほしかった。
ちゃんとコメントを残してほしかった。
そして、内藤選手と握手してほしかった。
おめでとうございます、と言ってほしかった。
それが残念に思えて仕方がない。
大毅選手にも、また次があるはずだから。


そして、ひとつ注文させてもらえれば、次は、エキサイトしても、投げないようにしてもらいたい。
せっかくのファイトが台無しになるから・・・。


そして、間違っても、これでボクシングやめるなんて言うなよ!