ハートのスランプ。


今日の練習では、蹴りがすごく良かった。
右ミドルも、左ミドルも、前蹴りも、ヒザ蹴りも。
ただ、パンチと結びつけて、コンビネーションにすると、バランスが悪いのか、急に蹴りが悪くなる。
というか、フォームが変わってしまう。
慌てず、丁寧に、一回一回、常に蹴れる体勢を作っておくこと、それが課題のようだ。


そんな調子いい蹴りも、スパーリングになると、また、状況は変わってくる。
いい形で、蹴れる相手と、蹴れない相手と別れる。
蹴れない相手には、どうしても体重が後ろに残って、蹴っても、スネが届かない。
逆に、蹴れる相手だと、相手の正面からヒザを入れて蹴れたりすることも。


最初は、相手が強いと腰が引けてしまうのかとも思ったが、それだけではないらしい。
というのは、それはそれは、強い強いタイ人ファイターとスパーリングした時、もちろんボコボコにやられたけど、時々、いい形で右ミドルが蹴れていた。
相手の正面から蹴り込む感じで。
相手のタイプの問題か、それとも相手がかなり強いと思うと、逆に開き直れるのか?思い切り蹴ったって、全然OKみたいな・・・。
理由はわからないけど、とにかく、蹴れるときと、蹴れないときがしっかり分かれる。
ただ、蹴れていることがあるのは、確かなので、それを増やしていくしかないな、今は。


そして、今日、スパーリングして気づいたこと。
それは、気持ちが前に向いていないこと。
たぶん、今、試合して負けたとしても、それほど悔しいと思わないのではないだろうか?
負けて悔しいと思う気持ちが、力となるはずなのに、これでは、勝てるわけがない。
どうやって、気持ちを盛り上げていくんだろうか?
これは、一種のスランプ、ハートのスランプなんだろうな。


これでは、技術的に、うまくなったとしても、実際、進化は感じるけど、強くはなってないんだろうな。
気持ちと技術の両方そろって、はじめて強いと言えるのだから。


そんなことで、少しがっくりきてます。
これを乗り切るのも、オレの人生。
せいぜい、がんばってみようと思おう。
ということで、今日はここまで。